井戸文化だった日本には使われなくなった古井戸がたくさんあります。水道の普及で蛇口をひねれば水が出る、便利な生活も地震など大きな震災に見舞われた時には、一番のライフラインの水が止まってしまい生命維持や衛生的にも大変な状況に陥ってしまいます。今、全国の自治体の中には古井戸の修理をおこない、防災井戸に登録してもらう「防災協定井戸維持管理助成事業」を行っている市区町村もあります。古い井戸をお持ちの方は是非、井戸の点検を、そして世のため、後のために古井戸を復活させましょう。
水の出が悪い、崩れているようだ、点検し見たら内部が崩落し始めポンプの取水口を塞いでいました。
再生のご依頼の場合、水を抜き、実際にスタッフがワイヤーで降りていき確認をします。
昭和以前に掘った丸井戸は素掘りが多く長年の使用で水流などで地層が流されていることが多いです。
内部崩落した井戸は、ほっておくと周辺まで陥没リスクがあります。
崩落した土砂を除き、井戸枠を井戸底から積みなおし二度と崩れないように補強します。
安全・安心な綺麗な井戸に生まれ変わりました。
※タイル貼り、左官工事などの装飾オプションとなります。
2025年1月に発生した、埼玉県の崩落事件、水道管が破れ水流により地層の土砂が流され、陥没した穴に、トラックが落下するという痛ましい事件となりました。地中に水脈がある井戸も内部崩落していると同様のリスクがあります。日本は水道が普及する前は、井戸の文化でした。井戸端会議なる言葉もその時の名残です。水道が普及し井戸が使われなくなって、手入れをしていない井戸が多くなっています。もし崩落すればそれは土地の所有者の責任になります。土地に井戸がある場合は、あのような事件を起こさないようチェックしてみてください。
もし崩れていて、何もせず、事故が起きればそれは人災となります。